メモ

自分の興味関心をただメモるだけのブログですぅ

インパクトファクターとは?

せっかくサイエンスのカテゴリーを作ってるのでインパクトファクターに関して簡単に解説。簡単に言うと学術誌の評価指標の一つであります。

 

インパクトファクターとは?】
 インパクトファクターはトムソン・ロイター学術誌データベース 「Journal Citation Reports」内 で用いられる雑誌の影響度を図る指標の一つです。
 トムソン・ロイターが提供している「Web of Science」という学術文献データベースを元に算出され、雑誌に掲載された論文がどのくらいの頻度で引用されているかが数値化されています。


*「Web of Science」の利用ライセンスを持っていないとインパクトファクターは見れないです。個人で見る場合は、国会図書館の端末から参照できるみたいです。

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★計算の仕方(雑誌Pの201年のインパクトファクターを求める場合)
A=2014年、2015年に雑誌Pに掲載された論文が2015年中に引用された回数
B= 2014年、2015年に雑誌Pが掲載した論文の数
雑誌Pの2016年のインパクトファクター=A/B
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 このように直近2年間の数値を元に算出されるため、多くの研究者が関心を持っている分野と、研究の進度がゆっくり動き長期的に引用されるような分野とでは、インパクトファクター値に差が出るので一概に値の差が雑誌の優劣を決めるものでは無いようです。

 

【実際にどんな感じ?】

 私はWeb of Scienceを利用していないので実際の数値を見ていませんが、ブログで紹介されている方がいらっしゃるのでリンクを掲載させて頂きます。

インパクトファクター : 負け犬主義。

Google scholar

 個人で「Web of Science」を利用する場合、国会図書館でまで足を運ぶかとってもお高い利用料金を払う必要があります(えぇぇ)。ちなみに法人や大学が導入する場合、年間2600万かかるみたいです。ワロタ。ということで庶民でもそれらしいものが見れないかと検討した結果、Googleが無料で提供している学術誌データベースGoogle scholarなるものを発見。ありがとうGoogle先生Google scholarでは学術誌のh5指標を参照できます。h5指標は物理学者ジョージ・E・ハーシュが考案した指数らしい...

https://scholar.google.co.jp/

[h5指標の見方]

例:Nature誌の場合
Natureのh5指標:377
[Natureは直近5年間で、他の学術誌から377回以上引用されている論文が377本以上掲載されている学術誌]という意味

 

 サイエンス界隈のTwitterを眺めているとインパクトファクターに関して言及されているのをたまに見かけますがこれであなたもバッチリですな。ではでは今日はこれにて